私が英語学習を始めた時

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私は英語が本当にできなかった。というか勉強する気もなかった。日本から出ることは一生なく、「日本大好き」だと思っていた。そんな私の英語の成績は先生の温情を入れての5段階評価中の「2」だった。

 

英語が出来なかった私。見かねた母は…。

そんな私を見かねた母はアメリカ人の英語の先生を見つけてきた。そこから私の英語学習が始まった。最初は嫌で嫌で仕方なかった。だって自分で『勉強したい!』と言って始めたわけではなかったから。嫌だった私は部活を理由にレッスンに出ない日も多かった(グループレッスンなのでレッスン自体はきちんと遂行されていた)。

そんな私が英語を真面目に勉強しようと思ったのは、海外からの訪問者とinteractする機会があったからだ。私はその頃も英語はさっぱり話せなくていたのだが、最後に彼女は私にhugをしてくれた。それは日本で生まれ日本で育った私の初めてのカルチャー体験であり、カルチャーショックであった。「こんなあたたかい文化があるのか!!!」そう感じた私はそれまでと180度変わって『海外に行く!』と決め、英語のレッスンも増やし、きちんと出席するようになった。

 

英会話教室以外に自分で始めたこと

だいぶ昔のことになるので、その時の教材は覚えていないが、1つ覚えているのがその時から私は洋楽を聞くようになった。そしてその洋楽の歌詞と翻訳された歌詞を見比べ、確認するようになったのが自主的な勉強の始まりだったと思う。

洋楽のCDというのは2種類ある。『輸入盤』と『国内盤』だ。『輸入盤』はその名の通り、輸入されただけのCDなので歌詞カードは英語のみで、対訳は入っていない。(歌詞カード自体も入っていないときもあった。または全収録曲の歌詞ではなく主要何曲かしか入っていないときもあった。)

私は良く『国内盤』を買っていた。こちらの方が少し高いのだが、私の目当ては『対訳の歌詞カード』だったので仕方ない。そして対訳の歌詞カードと英語の歌詞カードを見比べてどの単語がどの意味なのかを確認していた。分からないものは辞書をひいて確認した。この作業は苦ではなかった。知らないものを一つずつ知り、読めなかったものを読めるようになったことがとても嬉しかった。

気分はラピュタの「ムスカ」だった(笑)

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今でもこのシーンを観ると自分が英語学習を始めた時を思い出す(笑)

余裕があれば歌詞を見ながら歌うこともあった。これが面白いもので今でも歌詞を覚えているのでその曲がかかればソラで歌えるのだ(笑)でも今思えば私はその歌を何度も何度もオリジナル音源の速さで歌えるように練習していたその成果なのだと思う。歌えなかったら悔しくて巻き戻してもう一度、そしてもう一度、何て言っているのかよーく聞いて再度チャレンジ…とその繰り返しだった。私は意図せずに「リスニング耳」を鍛えていたのだ(笑)当時はただ「きちんと歌えるようになりたい!!」その一心だけだった。でもその一心が英語学習を続けるモチベーションになったし、何度も繰り返し同じものを聞くことに飽きることはなかった。「興味」や「好き」の力は偉大だ(笑)

 

興味(好き)を味方に!

今英語を学び始めた人、学び直している人も『好きなものを知る』を味方につけてほしい。好きなものだから『知りたい』と言う気持ちがわくと思うし、好きなものを見ているとモチベーションも上がるだろう。好きな俳優のプロフィールやインタビューを英語で読み、自分で翻訳する。私の様に英語の歌詞を理解し、歌えるようにする等それだけをしてもいいし、基礎的に文法を学んでいる箸休め的にやってもいいと思う。

少しでも楽しみながら、気付いたら「理解できることが増えた」になっていたら素敵✨だと私は思う。

 

こんな本も出ているらしい。

これも面白そう。

歌詞つきってこんな感じです。